会長挨拶

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会長挨拶

 

蔭山会長葆光会第八代会長を仰せつかりました蔭山敏明です。私は、昭和43年工業化学科を卒業し、現在73歳です。私に課せられました役割は、塚本 栄 前会長の後、次の若い世代に葆光会を引き継ぐための「ワンポイントリリーフ」だと思っています。

1936年(昭和11年)2月22日以来86年の歴史を誇る姫路工業高等学校卒業生は、ガラス工芸家の青野武一氏、オリンピックゴールドメダリストの中村祐造氏、大阪府立大学はじめ多くの大学・学術部門で活躍される安保正一氏、第258世天台座主に就任された大樹孝啓氏、若い世代では技能五輪世界大会ゴールドメダリストの志水優太氏などなど、これまでの12000名を超える卒業生の活躍は素晴らしいものがあります。

また、在校生の運動部・文化部も目覚ましい成績を残しています。伝統ある野球部も甲子園に春夏含めて5回出場しています。第5代三木正義会長、第6代小林 聡会長らのご尽力により、創立80周年には、長年の悲願でもあった姫工正門・五色の門が完成しました。

葆光会活動では、「姫工ファン俱楽部」や「ハイレベル奨励金」制度などの母校生徒の支援活動や「同窓会ゴルフコンペ」「3工業高校親睦ゴルフコンペ」「グラウンドゴルフ大会」など活発に活動が進められています。

しかしながら、姫路工業高等学校を取り巻く環境は極めて厳しく、葆光会の運営も、若い発想での新たな活動が求められています。令和4年度のわが母校の入学者は定員を大きく下回りました。

少子化のなか、兵庫県も姫路市も高等学校の統廃合は避けて通れないとの認識で、県立高校、市立高校の統廃合の具体的な検討が始まっています。

歴史と伝統を誇る姫路工業高等学校も葆光会も、まさに今、存亡の危機だと感じています。幸いにも副会長はじめ、若い世代が育っています。私自身、誠心誠意・粉骨砕身、懸命の努力で母校のため、葆光会のため、努力する決意です。

皆様方のご指導・ご協力・ご支援をよろしくお願いを申し上げご挨拶といたします。

 

兵庫県立姫路工業高等学校葆光会 会長 蔭山敏明